2012.5.21.藤野からも見えた金環日食

藤野のどうぶつ達

長寿の里・棡原の富士(藤野町佐野川隣接の上野原市)

藤野駅から車で約15分、お隣の山梨県・上野原市には棡原(ゆずりはら)と言う「長寿の里」として有名な集落があります。戦後しばらく、交通の便が悪く、稲作にも向かない土地柄故に、米・肉はあまり食せず、小麦や大豆、芋類、雑穀類が食の中心だったそうです。道路が整備され、バスが通るようになって、食生活が都会に近づくと同時に、急速に長寿の方は少なくなってしまったそうですが、今でも、元気で働く高齢者の姿は、都会よりはるかに多い気がします。
ちなみに、「焼き餅」と言い、小麦を練り、囲炉裏のま灰で一晩焼いたものを、畑作や学校のお弁当として持って行く習慣があったそうです。大変堅く、子供達は大変歯・アゴが丈夫になったそうです。大人達も畑仕事の合間に、こんな綺麗な富士山を見ながら食べたのでしょう。

 

『藤野ベーグル』も、そんな昔の食習慣を今に蘇らせて行きたいと思っています。

     【参考文献】「長寿村の秘食」川目 竜央 保育社カラーブックス